ニホンヤモリ飼育

ヤモリの卵が孵化しました!|ヤモリの孵化に挑戦(産卵から孵化まで)

ヤモリの卵が孵化しました|ヤモリの孵化に挑戦(産卵から孵化まで)
ミカ

ミカ

好奇心旺盛だけど無趣味な妻です。多趣味な旦那に教えてもらいながら色々なことに挑戦中です!

こんにちは、みかです。

飼育しているヤモリが卵を産みました。そして…卵が孵化しました!

すごい小さい!すごい可愛い!

ということで産卵から孵化までの記録を書いていきます。

 

ヤモリの産卵:11月25日~28日

ヤモリの産卵

午前中、いつものようにヤモさん達のお世話をしようとした所

私「ん?壁に白くて丸いものが…」

旦那「卵じゃん。笑」

なんと、ヤモリが卵を産みました!

1cmくらいの丸くて白い卵が壁に1個だけ付いていました。(上の写真は後日、産みつけられた卵です)

 

「うわー卵だー!」とテンションが上がりましたが、予想していなかったので「で、どうする?」となり、急いで色々と調べました。

 

ヤモリの産卵・卵について

まず「人工孵化ができるか?」という点ですが、そんなに難しいこともなさそうで孵化に成功している方も多数発見。

人工孵化ができるのであれば、この寒い時期に外に放っぽり出すわけにもいかないので孵化にチャレンジしてみることにしました。

 

調べた内容を簡単にまとめるとこんな感じです。

  • ヤモリの産卵時期は暖かい時期~夏(3~9月)
  • 1回に2個、壁等に接着して産卵
  • 無精卵の時もある
  • 親と同じケージに入れておくと潰されてしまうことがあるので別にする
  • 壁から無理に剥がすと割れるのでダメ
  • 孵化するまで乾燥しないように25度くらいで保管
  • 孵化するまで1、2ヶ月くらい(気温による)

産卵時期を見て「今、外は冬なんだよなぁ…」と思いつつ、保管方法は気温と湿度が保てれば放っておいても大丈夫そうなので、まずは移動から開始しました。

因みにその翌々日くらいに更に4個、シェルターに産みつけられていたのでこちらも移動しました。計5個です。

 

また別の日にも産卵がありましたが、こちらは早々に親ヤモリさんに潰されてしまっていました。。

保管するなら早く移動しないとですね。

 

ヤモリの卵の保管

実際にうちでやった保管方法を順番にご紹介します。

移動

シェルターに産み付けられた卵は移動が楽でしたが、問題は壁に産み付けられた卵。

無理に剥がそうとすると割れるそうで、なんとかして剥がせないか調べましたが情報は無し。

運良く発泡スチロールの装飾の部分だったので、剥がすことは諦めて発泡スチロールごとカッターで削り取ることになりました。

もしガラスの壁に産み付けていたら卵をそのままにするか、親ヤモリを移動するかの選択になっていたと思います。

それにしても何故この卵は1個なんでしょう。
通常2個セットで産み付けられるはずなのですが…割れた後も特にありませんでした。

 

保管

ヤモリの卵 保管方法

うちでの保管方法はこんな感じです。

ケースは100円ショップで売っている食パンのケースです。湿度が保てるように穴がないケースを選択。その中に湿らせた水苔を敷きました。

保管場所は旦那の植物用の温室。常に25度前後なのでちょうど良かったです。

あとは乾燥しないように、たまに霧吹き。
毎日、様子だけは見てケースにつく水滴が減ってきたなと思ったら霧吹きしていました。

卵に水がつくのはダメらしいので水苔やシェルター、ケースの壁に吹きかけます。

慣れてくると2、3日は放置しても問題ありませんでした。

 

卵の様子

ヤモリの卵の様子

無精卵かも知れないと思っていたので卵の様子を観察していましたが、全て有精卵でした。

最初は白です。
そこから段々ピンク色になって血管の様な筋が見えたりしていました。産まれる前は黒っぽくなって、中にヤモリが居そうな色をしていました。

因みに無精卵の場合は段々クリーム色になってしぼむそうです。

 

ヤモリの卵が孵化:2月2日

1月末頃になると旦那も私もソワソワし始め、毎日様子を見ていました。旦那はダメじゃないかと思い始めていたそうです。

そして産卵から66日が経ったある日、卵に穴が。

早朝だったのですが「産まれた!産まれた!」と旦那を叩き起こしました。笑

大人げもなく嬉しくて大騒ぎしていましたね^^;

 

写真だと1匹が産まれていて、もう1匹が卵から出てくる途中です。この日は2匹孵りました。

そして日は違いますが5匹ともみんな無事に孵化^^

産まれるまでの期間に多少のバラつきはありましたが、みんなほぼ2ヶ月くらいです。

大きさは頭から尻尾まで3㎝程。

 

産まれたばかりのヤモリの赤ちゃんの特徴

特に何か必要なこともありませんが、産まれたばかりの赤ちゃんの特徴を2つ書いておきます。

まずは最初の脱皮
ファーストシェッドとも言うそうなのですが、産まれてすぐに1度脱皮をします。特に何もしなくても、ちゃんと自分で完了させます。

次にヨークサックという栄養の入った袋。
知らなかった私は最初、血が出てるのではと焦りました。。

お腹というか、ほぼ尻尾の付け根の方に赤い透明の袋が付いているのですが(見えたり見えなかったりします)こちらも放置で大丈夫です。

1匹はヨークサックを食べているのを確認しました。

↓ヨークサックがついている所と食べている所の写真

孵化したばかりのヤモリ ヨークサック

孵化したばかりのヤモリ ヨークサックを食べる

 

産まれた後は…

新しいケースに移動して、まずは2、3日はそっとしておいてあげました。

最初の餌に関しては「2、3日~1週間くらい置いてから」とあったので、とりあえずレオパドライを置き、お腹が空いたら食べれるようにしておいてその間に生餌を買いに行きました。

小さいので餌のサイズも小さいものを準備しないとです。

餌やりについてはまた別記事で書きますね。

 

いやぁ、みんな無事に産まれて良かったです!

生き物が産まれるって、理由は分かりませんが毎回すごいなぁと思います。しっかり育てていきます。

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