ニホントカゲ飼育

ニホントカゲの飼育ケージに虫が大量発生⁉|コナダニの発生原因と対処

ニホントカゲの飼育ケージに虫が大量発生⁉|コナダニの発生原因と対処
ミカ

ミカ

好奇心旺盛だけど無趣味な妻です。多趣味な旦那に教えてもらいながら色々なことに挑戦中です!

こんにちは、みかです。

ニホントカゲを飼育しているケージが細かい虫だらけに…虫は平気なんですけどね、大量発生は嫌なものです^^;

ということでこの記事では対処した方法と考えられる発生原因について書いていきます。

 

先に留意しておいてもらいたい点をお伝えすると

今回、発生した元の場所は近くで飼育していたコオロギのケースだったのと

「多分、コナダニ」と判断して対処しました。

詳しくは後述していきます。

 

ニホントカゲの飼育ケージに小さい虫が大量発生

ニホントカゲの飼育ケージに小さくて白い虫が大量発生(コナダニ)

朝、いつものようにトカゲさん達のお世話をしようとケージに近付くと

モソモソ…

「!?」

何か細かくて白いものが蠢いていました。しかもすごい数でケース全体を占拠しています。

「なんで!?やばい!何コレ!?」ともう半分パニックでした。。

 

発生した白い虫はコナダニ

発生した白い虫はコナダニ

写真:Adobe Stock

とりあえず何が発生のか調べたところ「コナダニ」と判断。

白い小さい虫で「トビムシ」もいますが、トビムシは見たことがあり大きさ・形・動きが違ったのでコナダニだと思われます。

他には吸血性があるダニなどもいますが今回はケージに発生したので除外しました。

 

コナダニとは?

  • 体長は0.3~0.5mm。大量発生すると粉が溜まったように見える
  • 高温多湿が好きで気温20~30度、湿度60~80%の時に大量発生しやすい
  • 人間の生活圏で発生する場合は台所の食品、畳など
  • 人間に害はない
    ただコナダニを餌にしているツメダニの原因になる。ツメダニは人間に害あり(吸血しないが刺咬症の原因になる)

簡単にまとめるとこんな感じのダニです。

あとは調べている時に「ガラスやプラスチックの壁でも登ってくる」という記載を見た気がします。

害は無いとは言え、生活圏内に侵入されては困りますので駆除します。

 

コナダニ駆除

コオロギのケースに発生したコナダニを駆除

駆除方法は至ってシンプルで、丸洗いと全交換です。

調べていると熱湯消毒とか日向で干す、虫よけの薬品など色々出てきますが、うちはこれで解消しました。

ただ周辺にケージが4つあり、全部お風呂場で丸洗いと全交換したので結構大変でしたが…旦那に手伝ってもらって何とか完了。

床材は全交換、水場など洗えるものは洗ってしっかり拭いて乾かしました。

 

そして色々洗っている時に発生源を発見。

最初はニホントカゲの床材から発生したと思っていたのですが、発生源は近くで飼育していたコオロギの幼体の飼育ケースでした。

なんで急にダニが発生したのか分からなかったのですが、それでちょっと納得しました。

 

コナダニが発生する原因と改善方法

コナダニが発生する原因は主に「湿気」×「不衛生」だと思われます。

ちなみにここで言う「発生」は「駆除が必要な大量発生」です。

実際に私が飼育しているニホントカゲやヤモリのケージにも少なからずコナダニとトビムシがいます。ですが、たまに隅っこで数匹を見かけるくらいで害が無いので放置しています。

あとトビムシに至っては土の有機物の分解をしてくれるそうなのでお掃除係として認識しています。

 

では大量発生する湿気と不衛生について、それぞれ原因と改善策を書いていきます。

湿気

通気性が悪くて湿度が60~80%の状態が続いているとコナダニの大量発生につながると思われます。

なので改善策としては通気性を良くすること。

 

コオロギの幼体で発生してしまった時は、体が小さいため脱走を防ぐのに虫よけシートというペーパーを蓋に被せていました。そりゃ通気性は悪くなりますね。。

イエコにとっても高湿度は良くないのでこちらは改善するとして、問題はニホントカゲやヤモリのケージですよね。

脱皮不全を防ぐためにも、ある程度の湿度って必要じゃないですか。ニホントカゲの場合だと40~60%、ヤモリだと60~70%。

 

一応今回の発生源はコオロギで、ニホントカゲやヤモリでは大量発生していないのでうちの湿度の管理方法を簡単に記載しておきます。因みに室内の湿度は平均40%です。

ニホントカゲ

  • 朝方の湿度:30~40%
  • 1日1回霧吹き → 湿度40~50%
  • 60cmケージ(1面に通気網あり)
  • 床材:赤玉土と黒土
  • 普段のダニの量:ほぼ無し

 

ニホンヤモリ

  • 朝方の湿度:50%
  • 1日1回霧吹き → 湿度60%
  • 20cmケージ(高さ30cm)
  • 床材:軽石と水槽用ソイル
  • 普段のダニの量:フンや食べかすにコナダニが付着

ちなみにヤモリのケージは今回の床材交換で赤玉土と黒土に変更しました。

 

不衛生

もう不衛生が良くないのは誰しもが認識していることなので、問題は掃除の仕方や頻度だと思います。

 

まず「どれくらい不衛生だとコナダニが発生してしまうのか?」ですが

今回、原因になってしまったコオロギの幼体のケースですが多分1ヶ月くらい掃除も交換もしてませんでした。。

特に土。
産卵床に培養土を使用していたのですが、この培養土、コバエがめっちゃ発生する土でもありました。(安い培養土だったからかな?)

しかもコオロギの産卵時から使っていたので目には見えませんが、多分フンだらけ。

土が交換できれば良いのですが産まれたばかりの幼体はかなり小さく、すぐに潰れてしまうためにできるだけ触らないようにしていました。

思い返すだけで汚い。笑

ここに通気性の悪さも追加されてコナダニの大量発生につながったと思います。

 

そして「コナダニが発生しない掃除の仕方・頻度」ですが、できるだけ手間や時間はかからない方が良いですよね。うちでやっている方法はこんな感じです。

トカゲ・ヤモリの掃除

  • 頻度:基本、毎日1回
  • 時間:1、2分
  • フンと食べかすのチェック
  • 丸洗いや床材交換などの大掛かりな掃除 → なし

毎日といっても完全に毎日できるわけではありません。2、3日出掛けることもありますので、できるだけ毎日って感じです。

 

フンと食べかすのチェックは霧吹きをする前に物を全部どかして、一通り見て目に付いたものを取り除きます。

物をどかすのでケージ内はあまり物置かないようにはしています。レイアウトも楽しみたいので悩み中ですが^^;

毎日ご飯をあげているわけではないのでフンや食べかすが無い日もありますね。

ちなみにヤモリの場合は、この時フンや食べかすにコナダニが付いているので一緒に捨ててます。

こんな感じで今のところは飼育ケージからのコナダニ大量発生はしていないです。

 

コナダニの大量発生は精神的にかなりやられましたが、掃除もできてスッキリです!

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