このページでは恵比寿笑い(パキポディウム・ブレビカウレ)の播種(種まき)を書いていきます。
成長の記録は下記の記事で書いているので、その後の経過もぜひご覧ください!
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【育成日記】恵比寿笑い(パキポディウム・ブレビカウレ)
この記事ではパキポディウム・ブレビカウレ(恵比寿笑い)の基本情報や育て方のご紹介と、実生からの育成記録を書いています。 パキポディウム・ブレビカウレ 基本情報 基本情報 パキポディウム・ ...
はじめに
今回僕がやった播種のやり方をお伝えしていくのですが、実は思ったより上手くいきませんでした。
種まきをして、発芽がどのくらい成功したかを先に書くと
発芽までの結果
1回目:5個中0個
2回目:14個中3個
3回目:14個中4個
合計 33個中7個
この様な結果でした。
3回に渡り、改善策を試みたものの「実生初心者には難しいのかも知れない」というのが今の所の感想です。
なので、これからお伝えする方法は「これくらいの結果になるもの」「経験談」としてご覧いただければ幸いです。
種まきの時期
色々調べてみると6月くらいに始めるのが良さそうです。
7月16日にスタートで、少し遅めでした。
届いた種はこちらです。
種の大きさは大体5㎜くらいでした。
種蒔きに使った物(1回目)
- プレステラ105型
- ゴールデン培養土1:赤玉土小粒1
- 鉢底石
- GFベンレート水和剤 消毒薬
- メネデール 活力剤
- あったか種まきボックス
種まきの流れ(1回目)
step
1溶液を作る
ベンレート消毒薬(水和剤)0.5gを1リットルの水で溶き2000倍の溶液を作りメネデールを2mlを加える。
step
2種を溶液に漬ける
種をベンレートとメネデールの溶液に10時間程度浸けておく。
step
3土を作る
ゴールデン培養土と赤玉土の小粒を1:1で混ぜる。
step
4鉢の準備
プレステラ105型に底石を敷いて⓶の用土を入れる。
step
5用土も溶液に浸ける
100均のキッチン整理BOXに土を入れたプレステレラを置いて作った溶液をで6時間湿浸けておく。
step
6種を置く
種をベンレートとメネデールの溶液から取り出し溶液に浸しておいた土の上に置いていく。
step
7水に浸ける
あったか種まきボックスに入れて残りのベンレートとメネデールの溶液で腰水にする。
step
8種まきを終えたら
日に数回霧吹きで水を与える。
腰水の水は2日に一回入れ替える。
経過 - pick up -
種を蒔いてから3日目で1つ発芽してるのを確認できました。
順調に発芽した種でしたが、殻が外れていなかったので取ってあげようと思ってピンセットでいじっていたら崩してしまうという失態。
2つ目に発芽した種はどんどん小さくなりダメになってしまいました。
3つ目が発芽した時点で腰水を辞め、こまめに水やりに変更してみました。
1回目の実生結果:全滅
恵比寿笑い、全滅しました。
同時に種を蒔いたホロンベンセは5個中3個発芽したのに…
原因は自分の育て方と経験不足だと思います。
種の購入(2回目)
seed stockさんで10粒購入。おまけで4粒頂いて、計14粒で再チャレンジ。
今回はseed stockさんのパキポディウムの育て方を参考にしながら育ててみます。
種蒔きに使った物(2回目)
- 使い古しのタッパー(蓋がきっちり閉まらないもの)
- 小品盆栽の土※
- ベンレート
- メネデール
小品盆栽の土は、家にある用土で一番小粒だったのでこちらにしてみました。
本当は赤玉土細粒とバーミキュライト1:1または赤玉土細粒とピートモスを1:1で混ぜたものが良いらしく、用土を少し軽くすることで根が浮いたりするのを防げるそうです。
種まきの流れ(2回目)
step
1溶液を作る
ベンレート消毒薬(水和剤)0.5gを1リットルの水で溶き2000倍の溶液を作る。
メネデールを10mlを1リットルの水に入れ100倍の溶液を作る。
2つを1:1で混ぜる。
step
2種を溶液に漬ける
①の溶液に種を10時間浸ける。
step
3用土も溶液に浸ける
タッパーに用土(小品盆栽の土)を3センチほど入れこちらも①の溶液に浸しておく。
step
4種を置く
10時間経ったらタッパー水気を少し切り、溶液に浸しておいた種を並べていく。
この時に種の丸い方を下にして置いていく。
step
5蓋をする
湿度を保つためタッパーの蓋をする(使い古しのタッパーできっちり閉まらないものを使用します)
step
6種まきを終えたら
時々霧吹きで水をやります。
その時に水が多いなと思ったらタッパーを傾け余分な水をスポイトで吸い出します。
今回の種蒔きはデンシフローラム、カクチぺス、ロスラーツム、アガベ・マッケルベヤナの種も一緒に実生を行いました。
1番左の2列が恵比寿笑いです。
経過 - pick up -
種を蒔いてから4日目に4粒発芽し、その後2つが順調に育ちました。
残りの2つは黄色っぽくなって成長が止まりそうな雰囲気です。暑さで蒸れて傷んでしまったと思われます。
2回目の実生結果:3粒発芽
プレステラに植え替えました。
今回の恵比寿笑いは14個中ほとんどの種は発芽したのですが、生長途中でダメになりました。
残ったのはこの3つですが1つは葉が片方しかありませんし、もう1つはヒョロ長くて心配です。
ちょっと悔しいのでまたseed stockさんで購入して再挑戦です。
種蒔きに使った物(3回目)
- 100均のアクリルケース(穴あり)
- 細粒の赤玉土とピートモス1:1
- ベンレート
- メネデール
種まきの流れ(3回目)
種まきの流れは2回目とほとんど同じですが、使用する土とケースを変更しました。
用土は、細粒の赤玉土の上にピートモスを敷いたものを使用。その上に種を置いていきます。
ケースはドリルで蓋に穴を開けた100均のアクリルケースを使います。
経過 - pick up -
今回は前回よりも丈夫そうな芽が出てきました。プックリしてる方は理想形です。
用土を細かくしたおかげで立ち上がりも良いです。
しかしながら、カビの侵食が始まりそれ以上は上手くいきませんでした。
3回目の実生結果:4粒発芽
前回とあまり変わらない数字ですが発芽した芽は元気そうなので、まずは良しとしました。
恵比寿笑いの実生は一旦終了して、また来年の春にでも再チャレンジしてみます。
恵比寿笑いの実生に3回挑戦して
今回の3回の播種で発芽した7粒です。
因みにこの後、更に枯れてしまい現在は5本になっています。
いやー難しい!
カビ生えすぎです…
用土を変えてみたり、置き場所を変えてみたりしたのですが、なかなか思うようにはいきませんでした。
種自体は発芽するんですが、その後力尽きたりカビが生えたりでちょと心が折れそうになりました。
その後も色々調べまして、種子は採取されてからの時間や保存状態で発芽率や発芽までの日数等も変わるとのことです。
最初の内は、発芽しないと心配になってしまいましたが個体差も結構あるようなので気長に待つのが良いですね。
ちなみに採取されてから半年以内とかだと、かなり発芽率なども良いようです。
今ある5本は引き続き、頑張って育てていくので良かったら経過を見に来てください。
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【育成日記】恵比寿笑い(パキポディウム・ブレビカウレ)
この記事ではパキポディウム・ブレビカウレ(恵比寿笑い)の基本情報や育て方のご紹介と、実生からの育成記録を書いています。 パキポディウム・ブレビカウレ 基本情報 基本情報 パキポディウム・ ...