この記事ではチランジア・コットンキャンディの基本情報や育て方のご紹介と、私達が実際に育てている板付けしたコットンキャンディの育成記録を書いています。
蕾がついている状態で購入し綺麗な花を咲かせてくれたので、また綺麗な花を咲かせられるように育成中です!
チランジア・コットンキャンディ 基本情報
基本情報
- チランジア・コットンキャンディ
- Tillandsia ‘Cotton Candy’ (T. stricta × T. recurvifolia)
- パイナップル科 (ブロメリア科)Bromeliaceae
- ハナアナナス属(チランジア属)Tillandsia
- 原産・生息地:人工交配
- 花言葉:不屈(チランジア全体)
特徴
ストリクタとレクルビフォリアの交配種です。
チランジアの中でも屈指の美花種ということで、とても綺麗な花を咲かせます。
チランジア・コットンキャンディ 育て方
ここで記載する情報は
- 調べてみて、私たちが目安にしているもの
- 実際にやっている方法(良いかどうかは分からないものもあります)
になります。
また実際の育成経過は下の「育成記録」で書いています。
季節ごとの管理方法
年間を通して
- 半日陰(午前中に日が当たる屋外や、日光が入る室内に置く)
- 風通しを良くする(エアコンの風はNG)
日光の当て方や水やりの仕方でトリコーム(葉の白い毛)の量が変わり、葉の色が変化することがあります。
白っぽい方が良い、緑っぽい方が良いなどこだわりたい方は調べてみて下さい。
暖かい時期(10℃以上)
気温が上がると生育期に入る。
置き場所:気温が40℃を超えない場所で管理。20~30℃が適温。
水やり:週に2、3回くらいの頻度で水やり。
寒い時期(10℃以下)
置き場所:気温が10℃以上を保てる場所で管理。
水やり:乾かし気味に育てる。週に1回くらいの頻度で水やり。乾燥がひどい場合は霧吹き。
私たちの管理方法
うちのコットンキャンディの冬の置き場所は屋内。
エアコンで気温は常に20~25度、湿度が平均40%くらいです。
窓の近くの明るい所に吊り下げています。
水やりは毎日、軽く霧吹き。
あとは旦那が気が向いた時(月1、2回)にダバダバと水をかけて濡らし、よく水を切って乾燥させてから定位置に戻しています。
風通しが良いかは微妙な所で、エアコンがついているので空気の流動はあるかな?という感じ。
なので霧吹きはしても、乾きやすいくらいの量でやっています。
自生地の環境
コットンキャンディは人工交配種なので、ストリクタとレクルビフォリアの原産地である南米を参考。
ブラジルのリオデジャネイロで自生しているストリクタ、アルゼンチンの北部で自生しているレクルビフォリアを見つけたので、それぞれ調べてみました。
リオデジャネイロは年間平均気温が24℃、1年を通して大体10~40℃の中で変動があり、年間の降水量は1000㎜程。
アルゼンチンの北部は温暖湿潤気候で年間平均気温が22℃、1年を通して大体0~40℃の中で変動があり、年間の降水量は1500㎜程。
どちらとも10~4月の平均気温が20~27℃と気温が高くなる時期に降水量が増えます。
木や岩に着生し、林の中で半日陰になっているや、木の高い位置で特に遮蔽物が無い場所など様々な場所で自生。
日本(東京)は温暖湿潤気候(Cfa)年間平均気温:16℃(2~35℃)で年間降水量は1470㎜程。
耐性
- 耐暑・耐寒:暑さに強い。寒さにはある程度、耐えられる。
- 耐陰性:耐陰性はあるが、元気に育てる為には日光が必要。
- 乾燥・湿気:コットンキャンディは銀葉種とされており、乾燥には強い方と言われている。
水やりのポイント
まずポイントは
- 葉が2~3時間、濡れているくらい水をあげる
- 根本部分もしっかり乾かす
私自身、勘違いしていたのですが
初めてエアプランツを購入した方は「エアプランツは水やりが要らない」というイメージをお持ちではないでしょうか。
チランジア全体の話になりますが、元々標高の高い林や砂漠などの霧が発生するところが自生地の種もあり、実は水のやり方が色々あります。
銀葉種(ぎんようしゅ)か緑葉種(りょくようしゅ)でも変わってきますし、ディッピングやソーキングなど専門用語も。
前述した自生地の環境を見てもらえると、乾燥している地帯に生息しているわけで話ないことが分かっていただけると思います。
そして水やりや湿度も大事ですが、乾かすのも大事。
乾かさずに放置するとカビが生えたり根元が腐ってしまったりするそうです。
その為、水やりをした時は逆さまにして水気を切ったり、風通しが良い所に置いて乾かします。
チランジア・コットンキャンディ 育成記録
2022年1月に購入。
旦那が薄い流木に板付し、吊るす形になっています。
購入時から蕾がついている状態で1月下旬には綺麗な花を咲かせてくれたので、また来年(いつになるか分からないけど)綺麗な花を咲かせられるように育てるのが目標です^^
最近の状況から見たい方はコチラをクリック
(記事の一番下に飛びます)
2022年1月上旬 蘭展にてコットンキャンディを購入
蘭展にて、お店の方に「花が綺麗だよ!」とオススメされ蕾のついた状態で購入。
チランジアは特に購入する予定ではなかったのですが店頭に並んでいるチランジア・ルブラがとても鮮やかな赤色で思わず足を止めてました。丁度、水やりをしているお店の方にお話を聞くことができ、ルブラと一緒に購入しました。
因みに、その時のお店の方の水やりもブシャ―と結構な水量の霧吹きでした。
他にも魅力的な植物がたくさんありましたので、蘭展の様子や私たちが購入したものなど興味がありましたら
こちら↓ご覧になってみて下さい。
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2022年1月下旬 開花(花の各部名称について)
まだ育て方がよく分からなかったので旦那が適当に霧吹きをしていたのですが見事な花を咲かせました。お店の方の育て方が良かったんですね。
本当に綺麗です。
個人的に気に入っているのは花苞のラメの様な模様。
メモ
チランジアの花には細かい名称があり、それぞれ花序(穂状花序)・花苞・花軸・花冠・苞葉と呼ぶそうです。
ただ、これが種類によって範囲がイマイチよく分からないので今回のコットンキャンディの場合は下記のように認識しています。
- 花序=ピンク色の部分、全体
- 花苞=ピンク色の、一見花びらのような1枚、1枚
- 花冠=花=花苞のすき間から出てくる白い花
鮮やかなピンク色の花序から始まり、段々と隙間から白い花が出てきます。
花苞が少しずつ色褪せていきますが今度は花が薄い紫色に染まっていきます。
1~2週間ほど綺麗な姿を楽しまさせてもらいました^^
2022年2月下旬 花を切るか迷う…
花も終わり、花苞も緑色に。
さて花序は切り落とした方が良いようなのですが、迷い中です。笑