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アデニウム・オベスムの育て方【育成記録】実生からスタート

2021年7月22日

アデニウム・オベスムの育て方【育成記録】実生からスタート

暇になったら

当ブログは多趣味な旦那と無趣味な妻で更新している「暇ブログ」です。 「暇になったらやりたいこと」をテーマに、私たち自身が色々とやってみて「良いな、楽しいな」と感じるものや「シェアしたら人の役に立つかな?」と思ったことなどを書いています。

この記事ではアデニウム・オベスムの基本情報や育て方のご紹介と、実生からの育成記録を書いています。

 

アデニウム・オベスム 基本情報

基本情報

  • アデニウム・オベスム
  • Adenium obesum
  • キョウチクトウ科 Apocynaceae
  • アデニウム属 Adenium
  • 原産・生息地:アフリカ大陸
  • 花言葉:一目惚れ、純真な心(アデニウム全体)

 

特徴

アデニウムの代表種であるアデニウム・オベスム。
「砂漠の薔薇」と呼ばれ、とても鮮やかなピンク色の花を咲かせます。

自生している範囲が広いため地域によって特徴が異なる場合がありますが、基本的な特徴は球状の塊根部分です。

 

またアデニウム全般に言えることですが、生産・流通の過程で交雑種が多く出回っているようなので種類の判別が難しくなっています。

そもそも全てのアラビカムがオベスムからの変種・亜種という話もあり、オベスムを購入したつもりが育ってきたらなんだか特徴が違うかも…といったこともあるかも知れません。

成長した状態で購入する場合は、形を見て気に入ったものを選ぶと思うので問題はないと思いますが

実生からやる場合は育つまでどうなるか分からないので、品種や見た目の特徴にこだわりたい方は注意が必要です。

 

※キョウチクトウ科には毒を持つ種があります。食べることは無いと思いますが、剪定時に手袋をしたり、小さなお子さんやペットの誤飲に注意してください。

 

アデニウム・オベスム 育て方

ここで記載する内容は調べてみて、私たちが目安にしているものになります。

季節ごとの管理方法

生育期と休眠期があり、特徴がこちらです↓

  • 生育期:休眠期が終わり、新芽が出てくると生育期に入る
  • 休眠期:気温が下がって落葉すると休眠期に入る

 

年間を通して

  • 日がよく当たる場所で管理
  • 風通しを良くする

 

春(10~20℃)

気温が上がると生育期に入る。

置き場所:できれば屋外で、しっかり日光に当てる。

水やり:新芽が出始めたら徐々に水やりの頻度・量を増やす。

 

梅雨

梅雨の日照時間不足や湿気で土が乾かないと根腐れなどになってしまうため、土の乾燥具合を確認しながら水やりする。

置き場所:できれば屋外で、しっかり日光に当てる。雨には当てないように。

水やり:土が乾かないと蒸れてしまうので、水やりの頻度に注意。土が乾いてから2,3日置いて水をやる。

 

夏(20℃以上)

置き場所:できれば屋外で、しっかり日光に当てる。雨ざらしでもOK。

水やり:土が完全に乾いたら鉢底から水が溢れるくらい、たっぷり水やり。土が乾くなら毎日でもOK。朝方か夕方など涼しい時間帯に水やりをする。

 

秋(10~20℃)

気温が下がってくると休眠期に入る。

置き場所:できれば屋外で、しっかり日光に当てる

水やり:落葉し始めたら徐々に水やりの頻度・量を減らす。

 

冬(15℃以下)

置き場所:気温が10℃以上を保てる場所で管理

水やり:断水。ただし、15℃以上を保てる場合や実生した苗など場合は、月1回根が湿るくらいの水やりをする。

 

自生地の環境

オベスムはアフリカのサハラ砂漠より南に自生。

範囲がかなり広いが主にサバナ気候(Aw)の地域に分布。

エチオピア、ケニア、ウガンダ、タンザニアで確認できました。

全体的な傾向として、乾燥した半砂漠の草地で、標高が少し高く1000~1800mの所も。その為、熱帯ではあるが気温が25℃前後で雨季・乾季がある。アデニウムが分布している乾燥した地域のすぐ隣で森林が見られたりもする。

 

エチオピアのオモというところで自生しているものを見つけたので、エチオピアのサバナ気候の地域で調べました。

年間平均気温が22℃、1年を通して大体12~35℃の中で変動があり、年間の降水量は670㎜程。雨季と乾季が年間に2回ずつあり

3~5月(暖・雨):気温17~30℃、降水量350㎜

6~8月(涼・乾):気温15~24℃、降水量50㎜

9~11月(暖・雨):気温16~27℃、降水量200㎜

12~2月(暑・乾):気温17~31℃、降水量70㎜

 

自生している場所は「砂漠の薔薇」とは言え、完全な砂漠に生えているわけではなく、多少植物が自生している開けた場所。

比較的、周りの植物が多い所だと背が高めで樹木っぽい。
岩や土が露出して周りの植物も少ない所だと、コーデックスらしい塊根をもった背の低い姿をしている。

日本(東京)は温暖湿潤気候(Cfa)年間平均気温:16℃(2~35℃)で年間降水量は1470㎜程。

 

耐性

  • 耐暑・耐寒:暑さには強いが、寒さには弱い
  • 耐陰性:耐陰性は不明だが、元気に育てる為には日光が必須。
  • 乾燥・湿気:乾燥には強い。土がずっと乾かないなどのジメジメした状態はNG

 

アデニウム・オベスム 実生について

アデニウムは基本的に25~30℃で管理。直射日光には当てず、日が入る明るい所に置いています。

発芽するまではタッパなどの容器に入れて腰水にし、多湿にしています。

腰水をやめるタイミングや植替えなどは様子を見ながらやっているので、経過を見てもらえたらと思います。

 

種蒔きの時期は気温が20度くらいになる春がベストなのですが、自分は梅雨明けしそうな7月に播種。

 

実生のやり方はコチラに詳細を書いています。

CHECK
初めての実生に挑戦!パキポディウム、アデニウム、ディオスコレアの種を蒔きました
初めての実生に挑戦!パキポディウム、アデニウム、ディオスコレアの種を蒔きました

2022/03/14追記 記事をご覧いただきありがとうございます。 現在は、この記事で紹介しているやり方から改善をした方法で実生を行っています。 最新の実生方法の記事はコチラ▼   こんにち ...

 

アデニウム・オベスム 育成記録

2021年7月
5粒を実生
5日で全て発芽

 

最近の状況から見たい方はコチラをクリック
(記事の一番下に飛びます)

 

2021年7月 オベスムの種を購入

アデニウム・オベスム 種

楽天で種を購入しました。

種子は1㎝くらいです。

 

2021年7月17日 播種

アデニウム・オベスム 播種

5粒を播種。

やり方など詳細はコチラ▼

CHECK
初めての実生に挑戦!パキポディウム、アデニウム、ディオスコレアの種を蒔きました
初めての実生に挑戦!パキポディウム、アデニウム、ディオスコレアの種を蒔きました

2022/03/14追記 記事をご覧いただきありがとうございます。 現在は、この記事で紹介しているやり方から改善をした方法で実生を行っています。 最新の実生方法の記事はコチラ▼   こんにち ...

 

2021年7月19日 4個 発芽確認

アデニウム・オベスム 発芽

無事に4粒が発芽しました。

 

アデニウム・オベスム 発芽の様子

残りの1個も発芽してくれると良いのですが。。

 

2021年7月21日 全て発芽

アデニウム・オベスム 5日で5粒発芽

カビることもなく5日ですべての種が発芽しました。

 

2021年7月24日 順調に成長

アデニウム・オベスム 播種から1週間経過

根が浮き気味の芽がありますが、後ほど植え直してあげました。

それ以外は問題なく育っているように感じます。

 

2021年8月31日 播種から45日

アデニウム・オベスム 播種から45日

種を蒔いてから1月半が経ちました。葉も出てきて幹もしっかりしてきています。

ここまで育ってくれたのは嬉しい!

この時点で腰水を止めましたが、水やりは様子を見ながら日に数回霧吹きで吹きかけています。

保険としてトレーに少し水が残るようにはしていますが、トレーの水は翌日には乾く程度にしてあります。

 

2021年9月9日 温室に移動

曇りの日が多いので温室に移動してみました。

1番左の列の真ん中がオベスムです。

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