今回は「ニホントカゲを飼育するためのおすすめのケースが知りたい!」という方に向けて
私が実際に候補にあげたケージと使用しているケージ・感想をお伝えしていきます。
ニホントカゲを飼育するにあたって必要な条件や、専用ケージ以外の候補もまとめましたので、ご自身にあったものが見つかったら幸いです。
もし「他の設備も知りたい」「簡単に飼育方法が知りたい」という方は下記の記事で紹介しています。
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ニホントカゲの飼育ケース おすすめは?
まず私が使用しているのはSANKO(三晃商会) パンテオンブラック BK6035です。
これは正直、成り行きでの購入でしたが割と満足しております。
理由については後述しますので、順を追ってお伝えしていきます。
ニホントカゲの飼育ケースに必要な条件
ニホントカゲを飼育するならば、どんなケースが必要なのか?
まずは情報収集して、以下の条件が出てきました。
調べた時に得た情報
- 床が60cm以上
- 通気性が良いもの
- 蓋があった方が良い
- 前開きがオススメ
1つずつ簡単に解説をしていきます。
床が60cm以上
ニホントカゲは動き回るのである程度の広さが必要とのこと。
動き回るだけなら、もう一回り小さくても大丈夫そうな気もしますが、他にも水場と日向ぼっこをする場所(バスキングスポット)を作る必要があります。
そしてライトも考慮すると確かに60cmはあった方が良さそうです。
通気性の良いもの
これは密閉でなければ大丈夫なのだと思います。
ただ私自身が通気性の良いものを選んだ理由があります。
それはカビでした。
飼育し始めた頃は、まだケージの準備ができておらず、ひとまずホームセンターで購入したプラケース(虫カゴ)で飼育していたのですが
なんとカビのようなものが…
まだメンテナンスの仕方も知らず掃除もあまりしなかった為、食べ散らかした人工飼料のカス+湿気が原因だったのではと思っています。
ということで通気性の良いケージが希望でした。
蓋があった方が良い
蓋は脱走防止もありますが、正直脱走することはあまり無さそうに見えます。ただ元気な時に高くジャンプしたりすると結構な高さなので可能性はあると思います。
蓋の必要性は「屋外」に置いている時に感じます。
まずは外敵からトカゲを守るため。
そして急な横殴りの雨でケースに水が入るのを防ぐため。
もちろん雨に関しては、雨が当たらないところに置いていますが吹き込んでくることもありました。
前開きのもの
この条件はスルーしても良いかも知れません。
前開きのものが良い理由は「トカゲは上から見られるのが嫌だから」というものでした。
確かに自然界で彼らの敵はみんな上からやって来るのだろう…とか
私がトカゲだったら、確かに嫌かも…
という私の想像と、できるだけ早く慣れて欲しい!という気持ちで前開きを選択しました。
選択は悪くなかったと思っていますが上から餌を与えたりしても大丈夫です。
幼体は上から餌を与えてますが、よくご飯を食べてくれます。
また衣装ケースや水槽で上手くいっている方もいます。
個体差はあるかも知れないので1つの検証結果として記載しました。
以上の条件から候補がいくつかできましたので、次は候補をお伝えしていきます。
飼育ケースの候補
飼育ケース:候補①プラケース(虫カゴ等)
必要予算:~3,000円位
これに関してはあまりオススメはしないです。そもそも60cmサイズが無く、大きくて45cm未満です。
あとは照明をつける時に蓋がつけられないので、加工するか金網などが必要になります。
長期的にはNGでもケージを準備するまでの間とか、一時的な利用であればアリだと思ってます。
因みに私も最初、使用していました。
飼育できるか分からなかったので、色々調べている間、1週間位は30cmくらいの虫カゴで我慢してもらってました。
飼育ケース:候補②衣装ケース
必要予算:1,500円~5,000円位
サイズも充分でお値段もリーズナブル。
ペットの飼育にもよく使われてますし、ニホントカゲの飼育に利用している方もいらっしゃいます。
あとは蓋を金網にしたり、深さもあるので穴を空けるなどして通気性を良くしたい所です。
飼育ケース:候補③水槽
必要予算:3,000円~10,000円位
衣装ケースだと見た目が…という方に次にオススメできるのは水槽です。
爬虫類ケースより安く購入できますし、水槽で草木をカッコよく配置して飼育されている方もいるのでレイアウトも楽しみたい方にはオススメです。
水槽用の蓋は基本、隙間があるので照明も付けやすいです。
飼育ケース:候補④DIY
必要予算:???
調べているとカッコよいケージを自作されている方もいらっしゃいました。
木材と余っているガラスの水槽を分解して材料費を抑えつつ、素敵なケージを作製されていました。
家は屋外飼育で、できるだけ紫外線が入るように全面ガラス張りが良かったので実現はしませんでしたが
室内飼育でDIYが得意な方、材料がある方には選択肢になると思います。
飼育ケース:候補⑤専用ケージ
必要予算:10,000円~20,000円
最終的に私は水槽と爬虫類専用ケージで悩みました。
爬虫類専用ケージも種類がありますが上開きなら水槽と変わらないので「前開きの爬虫類専用ケージ」に絞ることに。
さすが専用だけあって細かい所が便利です。
爬虫類専用ケージ
専用ケージは4つ紹介するのですが、どれも共通する便利な点があるので先にそちらをお伝えします。
専用ケージの便利な所
- 前開きの扉に鍵が付いている
- 通気性を良くするためにメッシュになっている所がある
- 照明を付けられるようにランプステー※やコード穴が付いている
- 底面にパネルヒーターが入れられるようになっている
※ランプステー:クリップライトなどが付けられる場所
では次に候補に挙がった4つの飼育ケースを紹介します。
それぞれ通気性の具合とライトをつける所の違いが大きな差かなと思います。
GEX(ジェックス)エキゾテラ グラステラリウム6030 PT2604
基本情報
サイズ:幅61.5×奥行46.5×高さ33cm
重さ:15000g
ネットショッピング相場:15,000円~
商品内容:ケージ本体(トップカバー付き)、バックグラウンド(取外可)、ランプステー×1
GEXは水槽をやっている方だとご存知の方も多いと思います。
ワンタッチでドアロックできる所は便利ですね。
岩肌のバックグラウンド(バックボードで裏面のコードなどを隠すことができます。
天井がメッシュで、前開きの下の所が通気孔になっています。
あと4つの中でGEXだけ扉が観音開きです(他はスライドです)
みどり商会 ケースバイケース 60M
基本情報
サイズ:幅60.8×奥行30.5×高さ35.5cm
重さ:8760g
ネットショッピング相場:12,000円~
商品内容:本体(天井付き)取替え用メッシュパネル×2、鍵
側面のガラスの壁をメッシュパネルに交換できます。
天井もメッシュになっていて通気性はかなり良さそうです。
天井の両サイドに穴があり、そこにスポットライト「ひまわり」(別売)を付けることができます。
ニッソー WILD PLANETケージ WP645
基本情報
サイズ:幅61×奥行41.5×高さ45.5cm
重さ:14000g
ネットショッピング相場:18,000円~
商品内容:本体(天井付き)、ランプステー×4(取外可)、鍵
天井と前開き扉の下がメッシュになっています。
天井に4ヶ所ランプステーを付けられる場所があります。
SANKO(三晃商会) パンテオンブラック BK6035
黒が良かったのでBKですが、枠が白のWHもあります。
基本情報
サイズ:幅60.5×奥行30.5×高さ35cm
重さ:9200g
ネットショッピング相場:12,000円~
商品内容:本体(天井付き)、ランプステー×2(取外可)、鍵
こちらは組み立て式なので、薄い状態で届きました。
天井がメッシュになっています。
あと側面の片側・上部だけメッシュが入っているのですが、こちらは別売りのパネルがあるので色々とカスタマイズができます。
SANKO(三晃商会)パンテオンを使ってみて
最初にお伝えしましたが、パンテオンの購入は成り行きでした。
みどり商会のケースバイケースは在庫がない。
「できれば奥行40cm以内で…」と探していてGEXとニッソーは40㎝オーバーで、しかもパンテオンより高い。
そしたら必然的にパンテオンになりましたが、実際に使ってみて総合的に満足してます。
ただ最初は気になった所もありましたので少し細かく記載します。
鍵
まず鍵については、開け閉めする際に位置がズレますね。
ただ家ではニホントカゲには必要ないと判断して使ってないので特に気にしていないです。
扉の取っ手(吸盤)
ガラスの扉なので、取っ手の部分が削ってあって指が引っ掛けられると思い込んでました。
組み立ててから「あれ、どうやって開けるんだ?」と思い説明書を見ると「吸盤をつけて…」と書いてありました。
「おぉ…なるほど」といった何とも微妙な気持ちではありましたが、実際使っていると削ってある取っ手より開け閉めしやすい気がしてます。
因みに昔はシールだったらしく、不評だったのか現在は吸盤です。
本当に普通の吸盤で、穴が空いているので何か可愛いキーホルダーでも付けようか考え中です。
通気性
問題ありません。必要があれば、カスタマイズで別売りのものを購入するつもりでしたが、そのままで問題ありませんでした。
軽い
後から分かった事ですが、パンテオンは軽いです。
天気が不安定な時は屋外と屋内を行き来するのですが、女の私でも土が入ったケージを問題なく運べます。
組み立てだとガタガタするのでは?
特にガタつきは感じていません。
もちろん水槽の様なぴっちりした感じはありませんが、不安定で怖いと感じたことはないので普通に扱っています。
照明の付け具合は?
現在、保温用1つしか付けていませんが、特に問題ありません。
ただクリップのままだと高さが気になるかもしれないです。これは他の所で詳しく書きますね。→リンク
気になっていることは「パネルヒーター」
まだ設置を決めていませんが仮にパネルヒーターを使用した場合、パンテオンの下の隙間は他のケージと比較して広いので、もしかしたら温まりづらいかも知れません。
エアコンで乗り切る可能性もあるので、パネルヒーターを使用しないようであれば気にならない点です。
以上がパンテオンの感想です。
最初は気になるところもありましたが、今となっては気になっておらず、ある程度費用も抑えられたので満足しております。
また購入を検討されている方は、他の設備との兼ね合いも気になると思いますので良ければこちらもご覧になってみて下さい。
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ニホントカゲの飼育方法まとめ
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